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GIS業界にもオープンソースが拡がりはじめています

 LinuxやApache、OpenOffice.orgに代表されるように、様々な分野のソフトウェアでオープンソースが普及してきています。GISの分野では依然として商用ソフトウェアのシェアが高いものの、ビジネスに活用できるレベルのオープンソースソフトウェアも普及し始めてきました。特にサーバベースのGISソフトウェアにおいては、基本的な機能が実装されていれば十分な実用性が確保できるため、ここ最近急速に普及が進んできました。

 楽しいチリビジでは、GISコンサルティングを行うに際して、積極的にオープンソースのGISソフトウェア、無償のGISデータを活用して、お客様のニーズに応えていきます。


オープンソース導入のメリット

 商用ソフトと違い、ソフトウェアライセンスに対するコストが不要な分だけ、オープンソースを活用したシステムの導入コストは下がります。このコストメリットがオープンソースの導入の最大の理由でしょう。

 また、ソフトウェアのソースコードが公開されているため、ソースコードに対する修正を行えば機能の追加や改善を図ることができる点がオープンソース活用の第2のメリットです。商用ソフトの場合は、ソースコードが公開されていないので、ソフトウェアベンダーに修正や機能追加を依頼する必要があります。しかし、1ユーザの依頼を受け入れてくれる期待はほとんどないと思います。

 3点目のメリットとして、開発者の確保が容易な点があります。オープンソースの技術情報は誰もが無償でアクセスできます。そのため、非公開の特定の技術や高価な開発ツールが不要なため、世界中の開発者の誰もがその気になれば、オープンソースを使った開発ができるようになります。


オープンソース導入のデメリット

 オープンソースソフトウェアの開発はコミュニティベースで行われることが普通です。したがって、機能アップやバグ修正が約束されているわけではありません。情報の収集も、コミュニティが運営するメーリングリスト(大概は英語)などをこまめにチェックしておく必要があります。また、ソフトウェアの利用は自己責任であり、誰かがソフトウェエアの保守などの面倒を見てくれるわけでもありません。

 また、WebベースのGISに比べ、デスクトップPC上で実行するデスクトップGISの分野では、商用レベルに匹敵する使い勝手のよいオープンソースソフトはまだ登場していません。

 しかしながら、このようなデメリットを補って余りあるメリットがあるのも事実です。オープンソースのサポートを行う会社も出てきました。用途に応じてオープンソースを活用することが今後は主流となると、楽しいチリビジでは考えています。


オープンソースのメリットとデメリット


 

代表的なオープンソースGISソフトウェア

 オープンソースGISのソフトウェアは世界中のコミュニティで開発が進められています。これらのコミュニティで開発された成果は、インターネット上に公開され、誰もが利用可能な状態になっています。

 
FreeGIS.orgOpen Source GISなどで公開されているオープンソースGIS関連のソフトウェアの数は350種類にも上ります。

 数多く公開されているソフトウェアの中で、日本を含め世界的に普及しているのが、UMN MapServerです。サーバベースのWebマッピングエンジンであり、世界中で公開されているWebマッピングサイトで利用されているマッピングエンジンの中では、他の商用ソフトを抑えてトップシェアだと言われています。

 日本では株式会社オークニーがOrkney MapServerとして日本語環境での対応を行い、サポートも提供しているので、安心して活用できます。

 MapServerと共に利用されることが多いのが、PostGISです。MapServerはGISデータを処理して目に見える形にして、Webサーバに配信する機能しか持ちません。GISデータを動的に更新したり、高速な検索を行うためには、空間データベース機能を持つデータベースエンジンが必要となります。

 さらに、経路探索やジオコーディングといった、GISの拡張機能といってもよい機能をカバーするPostLBSも利用されています。


 また、デスクトップベースのGISにおいても、オープンソースのソフトウェアが活用可能になってきました。

 いずれも日本語が扱える環境が整っています。
 
QGISの操作に関しては、雑誌GIS NEXT(ネクストパブリッシング)第15号〜18号において連載記事「オープンソースGISに触れてみよう」で筆者が執筆しております。

 よろしければ、参考にしてください。


ウェブサイトからダウンロードできるフリーデータ

 GISを導入する際にネックになるもう一つの要因が、地図データのコストです。地図会社が提供する地図データは、確かに情報も多く、表現も豊かで見栄えがよく、情報も最新のものが提供されています。GIS活用の目的として、このような地図の条件が不可欠である場合は、地図会社に対して必要なコストを支払うべきだと思います。
 しかしながら、最近ではインターネット上で無償公開される地図データも登場しています。目的に応じてこれらの地図データを利用しない手はありません。

楽しいチリビジからのオファー

 楽しいチリビジでは、お客様のニーズに応じて、積極的にオープンソースや無償データの活用を推進します。お客様のニーズに応じて、もっと詳しい情報もお知らせいたします。お気軽にお問合せください。


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